こんにちは。プランニング・インテリアデザインオフィスの住まい工房LIVE!です。
今回は、玄関エントランス廻りについて、
リノベする場合のいくつかのプラン例を、メリットデメリットと共にご紹介します。
(※リノベ=リノベーション / 部分リフォームの場合もリノベで統一して説明してます)
・玄関は 暮らしのスタイルが現れるところ。
自分の暮らしに合った空間にすることが 快適アップへの近道
・収納充実か、雰囲気重視か、玄関での日常の行為、動作をイメージして、
毎日がスムーズにいくように、ストレスレスになるように考えていきましょう。
・収納をどうするかという方向性が決まると、雰囲気(デザイン性)も決めていけます。
一般的なマンションの間取りを例にしてA~Dの4案の収納例をご説明します。
Beforeプラン
A案:シューズクローク・収納空間を設ける
A:シューズクローク(収納空間)を設ける
個室を確保しながら、少しだけ現状よりも広げた収納スペースを設けます。
引戸を付けることでスッキリとした見た目になります。
ミラーを設置すると広がりのある玄関に見えます。
◎一目で靴や収納が見渡せる
◎コート掛けなども設置できて、花粉症対策などに有効
◎不用品の一時置き場、ゴミ出し前の段ボール類などの置き場に
△狭いと靴の出し入れや脱ぎ履きに不便
△窓の途中に壁を設置するので、個室と完全密閉にはならない
B案:収納スペースを廊下側に設ける
B:収納スペースを廊下側に設ける
既存の下駄箱部分を三和土(タタキ)にして、ベビーカーや買い物カート等を
置くスペースとする事も出来る。
収納スペースは扉付の造作収納にしたり、オープン棚にしたり、
タイル床にして自転車スペースや、ベンチを作るなど、「収納」に留まらず、廊下を有効に使える
◎横に並んだ収納スペースで使いやすい
◎オープン棚の場合など、横方向にもフレキシブルに使える。
◎収納の仕方や扉材の印象がインテリア となる
◎収納スペースに間接照明を組み込んだり、
廊下壁をアートウォール造作など雰囲気アップが図れる
◎収納量が少ない場合など、カウンタースペースを設けることが出来る
△扉付の場合、どこに何を収納しているか、一目ではわかりにくい
△扉の開閉時に扉がジャマになる
△洋服類の収納量は多く取れない(奥行を確保すると個室が狭くなる)
C案:ウォークインクローゼットと繋げる
C:ウォークインクローゼットと繋げる
シューズクロークとウォークインクローゼットを繋げて行き来できる動線として
身支度をノンストップで可能にする案
◎収納スペースが充実。洋服類だけでなく、様々なモノ収納にも対応可能
◎動線がスムーズで帰宅後の洗面までの流れがノンストップで可能
◎窓からの換気通風も可能。サーキュレーターや除湿器併用で
室内物干しスペースにも出来る
◎洗面手洗いを独立させて使い勝手UP (給排水条件等に依る)
△個室が一つ無くなる
△花粉症対策の場合はトビラで仕切る(点線部分)
D案:土間空間として広くする
土間スペースとすることで様々な暮らしに対応可能。
アウトドア用品置き場や自転車などの置き場所やお手入れスペースとして。
ペットのスペースや観葉植物置場にも。車イスの介助可能なスペースとして等、
フレキシブルに活躍します。
◎玄関付近での作業や動作のためのゆったりスペース
◎窓があり、換気や明るさ確保できる
◎収納スペースも確保できたり、イスなども置けるので、趣味を過ごす空間に
◎個室(ワークスペース兼WIC)にも室内窓を設けると
明るさや換気を確保できる
△個室が狭くなる
△真夏・真冬の空調・温度管理
(窓は内窓リフォームがオススメ)
*玄関廻りのインテリア
玄関廻りのインテリア性をアップさせると、日々の暮らしを気持ちよく過ごせるようになります。
玄関のインテリア性アップには、
目に入るところの壁面のデザイン性アップを目指したり、照明効果を狙うなど、
視覚的な部分で、好みの雰囲気にしていくことです。
収納した靴などが並んでいても気にならない人と、
それがゴチャゴチャして見えてイヤだという人とそれぞれです。
収納スペースがいつもキレイだと、気持ちも落ち着きますが、
このようにいつもキレイを保つのは難しかったりしますね。
それならいっそのこと、仕切ったり、トビラで見えないようにするのがオススメです。
写真:南海プライウッド シューズクローク カタログからお借りしました。
HPはコチラ https://www.nankaiplywood.co.jp/product/enoak/
仕切るトビラにミラーを付けたり(写真左)、トビラ自体を好みのデザインのものにするなど、
色んな工夫がデザイン面で可能です。
(写真中:ウッドワン ピノアースシリーズより収納建具 写真よりお借りしました
HPはコチラ https://www.woodone.co.jp/product/item/housing/pinoearth-series/)
もちろん、壁面をデザインウォールや左官塗り壁など、個性ある素材で構成したり、
間接照明を設けることで、雰囲気をグッと高めることも出来ます。
(写真右:デザインウォールはエコカラットプラス ラフクォーツ ダークグレー)
昔ながらの収納カウンターを設けるのも有りですね。
雰囲気アップのためにあれこれ工夫することで、古い玄関も甦ります。
ご自分の好きな玄関廻りの空間にリニューアルしていきましょう~
まとめ
*収納をどのようにしたいか、沢山収納したいか、靴以外の何を収納したいか等、
量と内容で、希望を整理する
*日々の暮らしや玄関の出入りをイメージして、ストレスの原因や改善したいことなど
リストアップして、優先順位を決める
*どんな雰囲気にしたいか、帰ってきた時、ドアを開けて時、どんな雰囲気に包まれたいか、
どんな空間が好きか、等をイメージの希望を詰める
これらを伝えて、設計側と詰めていくことで、あなたの希望の空間に近づけることが出来ます。
良い空間がストレスレスになり、毎日の暮らしがスムーズに過ごすことが出来るようになります。
玄関廻りのプラン例はいかがでしたでしょうか?
お気に入りの間取りやイメージは見つかりそうですか?
ぜひ、ご一緒にインテリアリノベーションを進めましょう~
ご相談、ご質問は お問合せフォームからどうぞ^^