大きなビルの2階に新設した保育園の設計~造作家具まで全部対応した事例です。
フロア床は無垢の杉板フローリングで、腰壁も杉板材など、使っています。
玄関ホールには、枝付き丸太を立てて、季節のイベントに使えると好評です。
収納全般を造作し、ロッカー棚はのちのちのレイアウト変更にも対応できるように、
床固定で取外し可能な仕様にしています。(オーナーや職員さん達で行うそうです)
洗面横のゴミボックスなども造作し、ご希望を伺いながら、工夫したものを造り付けしています。
玄関ホールの木製ゲートも最後にデザイン、作りつけて完成。
都市部の保育園は設計面でも様々な制約が多く、希望の規模やプランが確保できるか等、
場所選びから数年に渡って並走しました。
ビル内ゆえ、窓が少なく防火面など制限が多い計画でしたが、
視覚面、肌触りなど五感に響く空間創りが大切で、こどもたちがのびのびできる空間になったようです。
オーナーの自然素材を使った保育園を作りたい、という想いに賛同し、進めていきましたが
自分の知識経験でお力になれた事が大変嬉しく思いました。
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