これからの暮らしを見据えた間取りの事例

2026年が始まりました。
今年こそ、リフォーム・リノベーション、プチリノベをしたい!と
目標や計画を立てている方も多いことでしょう
今回から幾つかのビフォーアフターの間取りプランを
解説と共にお見せしていきます
これからリフォーム・リノベーション、プチリノベを進めようとする
皆さんのヒントになれば幸いです😊
リフォーム・リノベーションの設計コンセプトは
ミドルシニア~シニア世代のアナタにとって
『暮らしやすく』『ストレスレス』な住まいであること。
50代や60代からのリノベーションで取り入れたいのは、
①スムーズな動線や安全な空間
体の変化にも対応した段差・寒さ・動線の計画や
安心して暮らし続けられるような配慮
②今後を見据えた柔軟性のある設計
暮らしに柔軟に対応しつつ、これからの暮らしを見据えて
シンプルにすっきり暮らせる工夫を盛り込む
➂趣味や仕事など、存分に楽しめるよう、
毎日の暮らしをスムーズにする工夫を盛り込む、
楽しめる環境を作る
これらを軸に、今回ご提案するリノベーションプランは3点
以下、詳細をご説明していきます。
現状の間取り

今回の既存マンションは 延床55㎡、築年は2000年前後に建てられた物件です
10年ほど居住し、今回リノベーションを計画中
【改善したい点】
・収納が多いが実は使いにくい
自分の収納ニーズに合っていないと思う
(大きな収納スペースにタンス2棹を収納できるため購入した)
・和室はいらない。膝が痛いので使わない。
・洗面やトイレが狭い。ドアの開閉の際に身体を移動させて出入りするのがとても不便でやりにくい
ドラム式洗濯機を置いている為、かなり洗面への出入りがしずらい
(キッチンと洗面の出入口は使っていない)
・トイレが狭い。将来的に不安。
・玄関の収納が使えない。(収納ドアの開閉ができない)
・浴室が狭い。もう少し広めにしたい。
・在宅勤務したいが机を置くスペースがない。
明るいところでデスクワークがしたい
リノベーションプラン 01 ~ 安心と暮らしやすさを盛込んで~

【プランの工夫】
●水廻り
既存の給排水ルートを考慮し、位置は大きく変更せず。
浴室は現在のユニットバスならワンサイズ大き目が設置できる為(状況による)
1216→1316タイプを設置しました
●トイレ
位置を少し調整し、トイレ空間を作り直す。
廊下側から引戸で出入りできるように変えました。
将来を見据え、開閉しやすく動線もスムーズになります。
●洗面
洗面台は収納も含めて造作オーダーの洗面に。
既製品では難しい寸法も
オーダー設計により空間にぴったり納まる洗面台になります。
●玄関・廊下の収納
玄関や廊下の収納を増やし、
・コートやカバンの収納
・腰掛けて靴を履けるベンチ
・カウンター下などの空間には一時的なゴミ置きスペース
などなど、
日常の「ちょっとした不便」を解消する工夫を取り入れました
●寝室
・以前からの箪笥を1棹に減らし、衣類はハンガー収納に。
・ベッド横の収納スペースの一部を寝室側から使えるように
しています
・リビングへの通り抜けも出来て、風通しもよい空間に
・トイレへの行き来も近くなり夜間も安心できます
●キッチン
・キッチンは対面型にして家事動線をスムーズになるレイアウト
給排水は壁面のルートを使い、配置を変えることができます。
●LD・ワークスペース
・必要な収納を壁面部分に確保しつつ、広がりのある空間へ
・サッシは20年以上前のものなので内窓を付けて
断熱性をアップ
・在宅ワークスペースとダイニングスペースは
腰壁を立てて(コンセント配置を兼ねる)区切っていますが、
大きなテーブルを設けて、兼用するのもアリです
・壁一面の本棚などの収納スペースや手持ちの家具も置けるようにして、
明るく周囲とゆるく繋がるワークスペースにしてみました
●建具
全ての建具を引戸にして、開けっ放しでもジャマにならず
行き来しやすいように配慮しています
リノベーションプラン 02 ~仕事も趣味もアクティブに~

【プランの工夫】
●水廻り
既存の給排水ルートを考慮し、位置は大きく変更せず。
浴室は既存同様のサイズとし、壁面位置を出来るだけ移動させて
洗面空間を広く取れるようにしています
●トイレ
位置は変えずに廊下から出入りできるように
また、引戸にできる寸法にトイレを広げました
●洗面
洗面台は既製品で対応できるように寸法調整し、
収納スペースを広く確保しました
洗濯機廻りも棚を付けるなど、希望に沿った対応ができます
●土間収納
玄関横に土間収納スペースを造り、
・アウトドアの収納を確保
・一時的に広げておけるスペースとして、
事前準備やお手入れのスペースとして、重宝する空間になりました
●寝室
・タンスはオープンクローゼットに集約することにした
・ベッドは大き目も置けるスペースとし、リビング側との壁面の上部には
換気用の窓も設けて、通風を確保
●廊下・ホール
・廊下側の収納は奥行を深めにして、布団収納も兼ねたり、
季節外衣類や生活雑貨のストックなど様々に活用できるように
計画しました
・廊下ホール部分は少しづつ広めにして、ゆとりある空間に
●キッチン
・キッチンはI型の対面にしてコンパクトで明るい空間に
・給排水は壁面を使って対応し、配置を変え、背面部分に
家電を並べるスペースを広く確保
・冷蔵庫だけでなく、セカンド冷蔵庫や冷凍庫、ワインセラー等も置ける
スペースを確保しています
お料理に時間を掛けない、しなくなった、サクッと作業したい等、
様々な方がいらっしゃいます。効率よくはかどるレイアウトを意識しました。
●書斎コーナー
・壁を立てて区切りつつ、窓を設けて繋がりを感じるように
・オンライン打合せや在宅ワークにも対応
フレキシブルに使いたい場合は、壁面で区切らずに、
家具レイアウトによるコーナー使いなどで対応しても良いですね。
●LD
・壁面部分に収納スペースを確保し、以前のお住まいからの
大切なモノ達の居場所を確保しました
・テレビは壁をふかして壁掛けにして、ネットや動画も見れるように
想定しています
リノベーションプラン 03 ~ヨガスペースを確保した場合~

プラン02のバリエーションプランです
書斎コーナーの代わりに、ヨガスペースとして、約2.2m四方の空間を確保してみました
ちょっと勿体ないと思いつつ、贅沢な空間でもあります
これで気兼ねなく、いつでも室内で身体を動かすことができそうですね
まとめ

50代~60代のミドル世代、ミドルシニア世代のリノベーションは
『今の暮らし』+『これからの暮らし』を考える絶好のタイミング。
無理なく、心地よく、
そして安心して長く暮らせる住まい創りが大切です。
設計事務所によるリフォームやリノベーション、プチリノベ等は、
じっくりとお客様に向き合い、ご要望をカタチにしていきます。
リフォーム専門会社や工務店の場合、どうしても工事の都合優先になりがちだったり、
スピーディーに進める傾向にあり、それらに合う人は良いと思いますが
合わずに後悔ばかりになったり、諦めてしまうヒト達もいらっしゃいます。
大型リフォームにあたるリノベーション等は何度も出来ることではありません。
ぜひ後悔のないよう、ご一緒に進めていきましょう
