
前回の続きです。
築約25年、専有面積85㎡のマンションのリノベーションのプラン案です。
現状の既存プランは、前回のblog記事をごらんください

【プランB】親ご夫婦+現役世代の娘の場合

これまで別々に暮らしていたご家族が、
今回のリノベーションを機に同居をスタートするという想定のプランです。
ご両親は戸建て住宅からの住み替えのため、
事前に持ち物をかなり整理されました。
ただし、どうしても手放せないモノもあるため、
・まず収納スペースを確保する
・その中に収まらないモノは選別する
という考え方で、プランニングを進めています。
以下ご説明です。
インスタに掲載の同じプランを横に置いて見ながらお読み頂くと良いと思います。
instagram https://www.instagram.com/p/DTl5XNxEwCb/?img_index=1
50代からのリノベ【4】 間取りプラン事例
プランの工夫と設計ポイント
玄関
玄関には、
買い物カートや将来的な車イスも置ける土間スペースを設けました。
イスを置いて腰掛けられる広さも確保しています。
靴の収納量は、
現役で働く娘さんにとってはやや少なめかもしれませんが、
将来の使い方や優先順位を考え、
土間空間の確保を優先しています。
娘さんの寝室(B)
現役で働く娘さんの個室は、
ウォークインクローゼット+寝るためのスペースというシンプルな構成です。
カウンターを設け、
本を読んだり、アロマを楽しんだりと、
短い時間でも自分のペースで過ごせる場所としています。
娘さんのワークスペース
時々のパソコン作業や、
将来的な在宅ワークを想定したワークスペースです。
帰宅が遅くなったり等、生活時間が親と異なっても、
親の寝室と離れているので、気兼ねなく過ごすことができます。
あわせて、
お父様の書棚などを置けるスペースとしても考えています。
引戸を開けると玄関まで視線と動線がつながるため、
来客があった際にも対応しやすい配置となっています。
親ご夫婦の寝室(A)

親ご夫婦の寝室は、
洗面・浴室・トイレに近い動線とし、
体調を崩した際にも生活動線が短くなる配置としています。
また、寝室からリビングにもつながるよう、
2方向に引戸の出入口を設けました。
ウォークインクローゼットは初めてとのことでしたが、
衣類を一目で見渡せるため、「どこに何があるか分かりやすい」と
感じていただけるケースが多いです。
歩行が難しい場合や、
衣類の出し入れをよりラクにしたい場合には、
さらに近い位置に収納を設ける方法もあります。
どの配置が適しているかは、
ご本人の身体状況や将来の想定によっても変わります。
なお、将来的に電動ベッドを設置する場合は、
ベッド周囲にもう少し余白が必要になることもあります。
キッチン

既存は対面キッチンでしたが、
「食卓まで回り込む動線がストレス」というご要望から、
壁付けキッチンへレイアウト変更しています。
これにより、
ダイニングと廊下・水廻りの2方向に動線を確保しました。
一方で、
家電カウンターのスペースがやや限られるため、
家電や食器の一部はダイニング側に置く想定となります。
調理中の動きは、対面キッチンに比べると長くなりがちです。
対面キッチンのメリットは、
調理中に背面側に家電や食器がまとまり、
配膳時のみダイニングとの行き来で済む点です。
どちらが良いかは、使う方の好みや生活スタイル、
住まい全体の空間条件によって異なります。
今回のキッチンは、パイプスペースの関係で
既存の2400mmから1950mmのコンパクトタイプを採用しています。
コンパクトキッチンでは
ビルトイン食洗機が設置できない場合も多いのですが、
今回は対応可能なメーカーとして、Panasonicのキッチンを想定しています。

リビング・ダイニング
リビング・ダイニングは、
大人3人がそれぞれゆったりと過ごせる空間としています。
お父様のマッサージチェアを置くことも可能です。
テーブルや椅子は、ご両親の体格や体力に合わせてゆったりとしたサイズを選んだり、
小柄な方であれば椅子の高さを調整するなど、
インテリアの細部まで配慮することが可能です。
カーテンも現在は電動タイプがあり、
リノベーションのタイミングで電気配線を見直したり、将来用に追加しておくことで、
将来の負担を軽減する備えにもなります。
以上が、
【プランB:親ご夫婦+現役世代の娘】の間取り解説です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
