OSAKA KANSAI EXPO 2025
その4は、東南アジアを主に紹介。
よく知っている国々で、親近感も湧きつつ、新たな発見もありました。
これらは見学したパビリオンを記録として残そうと思った個人的メモです。
01 マレーシア 館






竹に包まれた外観は設計は隈研吾の事務所 建築都市設計事務所
人気のダンスは、複数の男女の比較的単純な繰り返しの踊り、なんだけど、これがハマる。なんだか踊りたくなるカンジ。。楽しそうに踊っている、笑顔笑顔。。
いくつかのダンスのあとには、お客様もどうぞ、と舞台に上がって一緒に踊ってる。盆踊りのよう。
見てるこちらもハッピーに。
館内は主に食の展示。ジオラマなどで再現。
ラタン編みの『調和の樹』が吹抜け部分にあり。現代アーティストの作品を展示するのは、あちこちのパビリオンで有る。
隣の屋台のうなぎパイアイスが美味^^
02 フィリピン 館






ラタン編みの外観や特徴的なベンチがフィリピンらしさを醸し出しています
ベンチはハンモックのような形状で(揺れず固定されてる)全体の幅は約3m、座面は底との二重になっていて、構造的な事は見えないようになっています。よく出来ている!
夜間のライトアップもキレイ(右側の側面外観)






出入口部分には、細い帯が何本も垂れていて、印象的。(カリンガ地方のサッシュベルト?)
展示も、織物を使って各都市や地域の紹介をしていました。織りも凝っていて立体的な表現。
タペストリー(織物)の一部に映像が映し出されていて、織物が動き出すような錯覚も。
近い将来、このようにテレビを消すとタペストリー、付けると映像が映る、というモノが出てきてほしい。
SHOPのうちわは、ザ・フィリピン というお土産ですね
03 中国 館









木製風の造りで、ベタな雰囲気で意外と今風のパビリオンでした。
パンダが出迎えてくれます。これは日本を意識しての演出家、それとも対外的にはやはりパンダ、というかしら。カワイイ
卒塔婆を立ててるようでちょっとなぁと思いつつも、これが中国文化なのか?と思いつつ見学。文字はよくみると竹の集成材のような面材に掘っている。
内部も木質感でいっぱい。膜天井は笹の模様
映像演出は大画面で繋ぎ目なくキレイ。先日日本のM館では絶望的にイケてなかった(個人の感想)
なのでこれ位が世界の普通なのかと思った。
湾曲する面に映像を投影してるようで、前傾してるのは人が見上げた際に見やすいように?投影しやすいのかな?それとも貝殻や船の帆を表してる?あれこれと考えてしまいました。



竹の集成材は意外ときれいで馴染みよいと思った。加工は簡単なのかな?ささくれはないのか?疑問は尽きない。
手すりも外側から見て木製に見えるように鉄の縦格子に抱き合わせてる。これも有りかも。
半屋外の動線は気分的にリフレッシュされて良いと思う。
よく見ると架構は鉄骨でブラウン色。日本ではあまりやらない。木に見せちゃうところがスゴイ。
04 シンガポール 館






シンガポール館は夜のライトアップに映えるボール状の建物です
羽の内側にLEDを入れ込み、遠目にみると球体全体がほんのり光る。まるで月光に照らされているように。 LEDという小さな照明が成せる技です。
内部の展示はビジュアルアーティスト「メリッサ・タン」による切り絵を使って表現した「シティ・イン・ネイチャー」自然の中の都市、動植物と調和して発展していきたい、という願いが込められている、とのことです。
切り絵アートは、今や一つのジャンルになっていて、様々な手法や表現は、いつ見ても驚かされます。
05 タイ 館



タイ王国のパビリオンはミラーの壁面に半分だけ作った大屋根を映して大きな建物に見せるという、パロディのような、ある意味で省コストで最大限大きく見せている建物である。
大屋根は波打っていたり、入口に向かって緩やかに折れている(日本の寺院建築のようにむくれている(反っている)のとは逆) これがタイ様式なのか・・・? (また調べよう)
よく見ると屋根瓦は、金属板で成型される様子。折半屋根ということか?
この壮大な『だまし絵』にタイへの印象もちょっと変わりました



内部の展示は地方ごとの食文化の紹介や、月毎に体験できるプチイベントを行っていました。
外部の展示で、SDGSを紹介??
06 インド 館 (バーラト館)






インド館は、伝統的な自国文化の紹介
(インドは近年、ヒンディー語で「バーラト」と呼び変えています)
展示は回遊式です。デザイナーやプロデューサーを入れないと、これが普通なんだろう、と思いました。
テキスタイルのタペストリーは、実はタッチセンサー回路が刺繍された未来的なクラフト
「スレッデッド・フリークエンシーズ」
キネティックサンドアートテーブル
モバイルアプリでサンドアートを楽しむことが出来るそうです。
07 ベトナム 館






建物はB方式のベトナム館
私の目的は、『バインミー』というベトナムのハンバーガーを食べる事。
以前TV『東京サラダボウル』で見て食べてみたーい、と。
ベトナムのこの雰囲気、アジアと南国の混ざった雰囲気が好きですね。
このテーブルみたいなのは何だろう?天体を表す星見盤?説明が小さくて無理でした。。
このシーサーみたいな置物は、よく見ると布製で作られている。水上人形劇に使う龍だそうです
バインミーは、美味しかった。でもちょっと私の抱いていたイメージとは違ってた。
08 オーストラリア 館





オーストラリア館
入口にダチョウ、出口にコアラのいるオーストラリア館はシンプル。
展示は樹木をミラー壁面空間に配置したり、映像で見せたり。ミラーを壁面に使う手法は、狭く限られた空間を広く見せる手法として定着しているカンジがします。
メニューを思わず二度見して、『食べてみたい!』と思ったのが、『クロコダイルロール』
ワニの切り身って何ィ~?? なんだかツナマヨの味でした^^
09 ブラジル 館






南米のブラジル。 南米の多くの国はコモンズなので、単独パビリオンに出来るのはさすが南米最大の経済規模の国と言えます。
パビリオンは箱状で、万博側が用意して内装を自国で行うというタイプX方式
アート空間で現在のブラジルを見せてくれている。
私には今、アートをじっくり鑑賞するという余裕がなかった。
又、白と赤の空間は少し拒絶してしまった。。。
アート空間の奥にもう一つの展示会場があり、そこでは体験したり、サッカー映像が見れる。
もう一つ奥にもホールが有ったが満員で入れなかった。残念。。。
第二空間のアートは面白いと感じた
10 ペルー 館






建物はタイプBのペルー館 マチュピチュの看板が印象的です。
小さな展示空間で、食文化や織物など衣料、博物館の展示を持ってきてました。
終了間際に入ったため、駆け足での見学に。
20年ほど前にペルーやマチュピチュを訪れた事を懐かしく思い出しました。
アルパカの衣料の展示や、食文化の展示など。
カカオ(オレンジ色の左奥)やルクマ(果物)のパウダーなど、名産品の展示など。
(ビジネス商談用だったりする)
キープという昔のシステムの紹介など懐かしく見てました。
縄に結び目を作ってその数や間隔で数値を記録するもの。
インカ帝国では文字が無く、絵(絵文字=これが文字だと思うけどね)や
キープで表現してきた文化なので、書物というものが残っていない。
マチュピチュ遺跡やナスカの地上絵も、その存在が謎に包まれていて、
私達を惹き付けているのです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
【万博MEMOry ~EXPO note~ 】自分の記録として・・・・











