2025 万博MEMO ry ~EXPO note~06  国内パビリオン 編

ブルーオーションドーム

OSAKA KANSAI EXPO 2025  その6編は、国内パビリオンです。
私は今回の万博では普段見ることができない海外パビリオンを中心に見る、と決めていた為、国内や民間のパビリオンはあまり見る機会がなかったです。 国内パビリオンは、勝手な判断ですが何となく想像できてしまった、という面もあります。まあ、でもホントは見たかったですが
・・・
皆さんはいかがでしたでしょうか?

目次

01 ブルーオーションドーム

ブルーオーションドーム  設計は 坂茂、 総合プロデュース・展示企画は原研哉 

坂茂さんの建築はシンプルで、根幹からアプローチしていきながら社会貢献につながる、という所にとても賛同するのです

最初の入り口のドームは 竹集成材による構成 
紙筒の建築から始まり、今は竹材が環境にも優しい素材だとおっしゃって、使い続けています
また、日本のカゴ編みをヒントに、構造体に応用してます。
材同士の交差する部分が2点のカゴ編みは、3点交差の立方体だと複雑になりがちな組み方よりもチカラが程よく分散されつつ強い、とのことで、今後も応用範囲が広そうです。
ドームの内部から見ると、2点交差が織りなす景色はトライアングルにもヘキサゴン(6角形)にも見えて表情豊かな模様が連続します。二重にすることで外装(シート)を付ける側、内装を付けるなど出来るようです。

写真をよく見ると、なにやら窓みたいなのが有る。これは建築基準法上、必要な排煙窓と思われシート膜の外装にも対応されてる様子に、さすが!と感心しました。
ドームの廻りは水辺とジャリの境界線が曖昧な状態。子供がここを好んで歩いていました。
周囲から自然と融合していく雰囲気のパビリオンでした。

最初の展示は、「水の循環」をテーマに、超撥水材料「HIREC(ハイレック)」という塗料?の塗られた板の上を水球が転がっていくアート展示で、いつまでも見ていて楽しくなる展示でした。

メインドームへの移動の合間に天井が見える。(ここにも排煙窓が見えますね)
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)という素材で細いけど強度のある、リサイクル可能な素材だそうです。 
地球の映像では、環境破壊への警告と私達にできる事などを見せてくれてました。

最後のミニドームは紙筒による構成。分子結合のような構成ですね。 
レンゴーという段ボールメーカーのイメージ映像も、よかったです。

段ボールのベンチは強度もバッチリ。思わず、学生時代の課題でこんな風な椅子が課題に有ったなぁと懐かしく思いました。(1枚の板から組立式で椅子を作る)

02 飯田グループ×大阪公立大学共同出展館

外装に西陣織に特殊加工を施した生地を使用し、包み込むことで有機的な立体物を作り上げています
設計:高松伸  京都を拠点に活躍している(いた?!) 

西陣織は通常は帯の幅が35㎝のところ、150㎝幅の西陣織のために最新技術が使われたそうです

内部は中央に未来都市の模型群(ウェルネススマートシティ)、
周囲には、飯田グループと大阪公立大学が共同研究しているウェルネススマートハウスについての紹介や学生の作品展示。

休憩コーナーと化してしまっている、ウェルネススマートハウスの部分展示。
家具は、カンディハウス だけど、カンディハウスに見えない。。。少し残念。
きっと皆、座り心地が良いから長居してしまっているんだろうなあ~
特注ベッドではウェルネススマートといって睡眠を管理・サポート

スマートシェフというなのキッチン空間。あ、やっぱり火も水も使うのね。
ヘルシーな食事の紹介をモニターで行うというもの。代わりに作ってほしいなあ~
 
まあ遠くない未来には実現するかも??

スマートトイレで健康管理もバッチリ。
なんだか全て監視管理されてて、健康であらねばならないのね…

便利と窮屈は紙一重なのかしら・・・

03 大阪ヘルスケアパビリオン 館

大阪ヘルスケアパビリオン  設計は 東畑建築設計事務所 

屋根から流れ落ちる水流は循環式で、建物周辺は水盤で独立性を保ちつつ、水盤の意味が循環式と連動していた唯一の建物

ドーム球のアクアポニックスは、 魚と野菜を同時に育てるシステム 

(どうやって野菜を収穫するんだろう?) 
東ゲートから入場して、初めの方で目にする、とりあえず見てみよう、と関心が高まる見た目。
これ重要。

心筋シートが動く様子が真近で見れて満足。動線がスムーズでストレスフリーでした。


残念ながら、リボーン体験はしてません。ちょっと怖かったりして・・・色んな意味で・・・

館内はらせん階段が生命の様子を表しているそうです。(DNAのらせん構造)

床から冷気が出て涼しい床空調。これは今回、あちこちでみました。床下が空調ルートになる。これはいいかも。
フローリングの幅に合わせたスクエア形状のグリルがあれば(有ると思うけど)、普及しそう。 

ミライの人間洗濯機は、ファインバブルのシャワーヘッド「ミラブル」で有名なサイエンス社が開発。  実演を見ると、まるで台風のごとく??
介護施設での入浴補助にはよさそうだけど、乗り降りや洗浄圧など、健康体でなければ難しいのかも?と思った。あれを置くスペースをどうやって用意しようか。。カプセルが上に開くなら、天井高さが必要だなあ。。。
あ、でも、閉幕後にヤマダ電機さんが買取り、池袋店で展示しているそうです。
ホテルでも導入する動きがあるそうで、近い将来、体験できそうですね。 
座るタイプの写真もみたことがあって、これなら介護施設でも導入できそう? 


ちょっと前に美容院で流行った自動シャンプーのように台風の中にいるような不快な感じなら廃れちゃうけど、これからの時代には必要なものかも。 
パナソニックが以前に出していたユニットバス商品で、座ってシャワー というものがあって、一定の需要があったので、入浴を負担に感じているヒト(湯船に浸かるのがシンドイ)にはいいかも。

04 パソナ ネイチャーバース 館

PASONA NATUREVERSE 

運良く並んで入場することが出来ました。
iPS細胞の心筋シートや、アトムとブラックジャックがナビゲーターするパビリオン

生命進化の樹  これは吹田の万博の太陽の塔のようでは?と思ったのは私だけ? 
生命や未来への進化を表現すると似てくるのかしら?
1970万博の太陽の塔は、今は予約制で見れますので、見てない方は是非! めっちゃイイですよ

光るアンモナイト=アルモライト  実際の貴重な化石らしい。。 これを元に、外観のカタチがアンモナイトなのね。

心筋シートの見学は動線がぐちゃぐちゃ大混雑で、先に見学した大阪ヘルスケアパビリオンの方がスムーズでよかった。 展示・運営は ザ・電通 でした。もう少し頑張って~~ 

アトムのストーリー映像を見たり、最後の場所では大型の動く映像で、これでもか!すごいだろ!と、ちょっと食傷気味でした。

動く箱立体にプロジェクションマッピングのように箱自体が映像スクリーンになっているようで、一瞬スゴイと思いつつ、お金を掛けて作った今の日本の技術なんだ、と冷静に(感動せず)受け留めた次第です
。 最新テクノロジーのパビリオンでした。

05 ガンダム NEXT FUTURE  パビリオン

GANDAM NEXT FUTURE PAVILION 
バンダイナムコの出展の民間パビリオン 


なぜ万博でガンダム? という私のギモンをよそに、わが息子はコレ見たさに一緒に行くよ~って
(なんだよ~、いつもイヤというのにさっ) 関西初お目見え、らしいです

お台場で見た立像と同じ初代らしいけど、ちょっと違う??
あれ?もっと大きいと思ってたけど…
そうなんです、片足を立てつつひざまずいているから。18mも無い。
大屋根リングの高さよりも低くするというパビリオン規定が有るので、特別にこのポーズになったようです。

足の裏が見れる貴重な機会らしい。(入場者だけみたい?!)

当日予約をスマホから何度もチャレンジした息子はハズレてばかりで、

私の方が当たったりして、ホント申し訳ない(;^_^A

内部は、軌道エレベーターで宇宙に行って、ステーションの中からガンダムが戦う様子を見る、というストーリー体験でした。ナルホド・・・ 宇宙に一般人が行けるのももうすぐですね!?

05 フューチャーライフビレッジ

西ゲート向こうにあるエリア 
石を積み上げた「ガビオン」の外壁や全体がガビオンで出来た作りになっていて、こういう素材の使い方もあるのね!と新たな発見が。
ゲートの場合、骨組みがしっかりしていれば大丈夫なんだろうけど、心理的な不安が・・・ 出入口だけは別素材で作ってもいいのでは?と思いました。
でも見慣れると原始的な雰囲気に温かみを感じてしまう。 

ホタベンチ(HOTABENCH)は 廃棄貝殻を一部に使って3Dプリンターで作ったサスティナブルなベンチ。
シェルテックという素材は廃棄されてた貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせて出来た環境に優しい素材とのことで、様々な商品が生まれています

以上、国内パビリオンでした。
人気の日本館、住友館、など多くのパビリオンは入れず仕舞いでした。
実はある日本のパビリオン(未掲載)は見学したのですが、あまりにも残念で・・・ 
巨大スクリーンの中央にガラス保護の継ぎ目がビシっと入っていて、せっかくのキャラクター映像が顔真っ二つで分断されていて興ざめしました。 
日本のパビリオンはどこも潤沢な資金と技術力で自社や自国をPRできる位置にいると思います。予算は潤沢ではなかったのかも知れませんが、これでは参加の海外国に対して恥ずかしい、と思ってしまったのは私だけだったでしょうか。
海外パビリオンを見て思うのは、感動は決して大層な建物や展示でなく、気持ちなんだな、と思いました。  あくまで個人の感想です。 
皆さんは楽しまれましたか?? 

最後までご覧頂き、ありがとうございました

【万博MEMOry ~EXPO note~ 】自分の記録として・・・・

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